病気の子どもに携わる多職種が連携するための勉強会を開催しました(2022年1月29日)

活動報告

2022年1月29日に多職種連携勉強会をYouTubeライブ配信で開催しました。当日は岡山県にも「まん延防止等重点措置」が適用されたことを受けて講師のオンライン参加や、配信スタッフの人員変更を行い、全国から143名の皆様と一緒にリアルタイムでチャット欄を通じて意見交換することができました。

2021年度に8月、10月、1月と3回に分けて実施してきた多職種連携勉強会は、公益財団法人ベネッセこども基金の助成により開催することができました。来年度以降も地域で暮らす子どもたちが安心できるように多職種連携勉強会や講演会などを計画しておりますので、ぜひご参加ください。

参加者の皆様に回答いただいた参加者アンケートの一部を抜粋してご紹介いたします。

実際に院内学級で働いている人の声はとてもリアルでどんな活動をしているかも具体的に知ることができ、またそれはどういった目的の元行われているかわかってとても良い時間でした。障害者本人からの講演はとても貴重でオンラインでしたが分かりやすく、心に響くものがありました。ありがとうございました。

院内学級の先生、また元生徒で現在社会で活躍されている当事者としての多面的なお話をありがとうございました。現代的に、インターネットのおかげで、かつては考えられなかったような支援の仕方があるこのを学び、知識をアップデートできました。素晴らしい勉強会でした。大変有意義な活動だと思いますので、是非全国区に広げて頂ければと思います。きっと、他の地域にも近い活動をされている団体はあるのではと思いますのでまずは連携できるといいですね。職業柄、こうした活動と患者さんの個人情報保護にどう折り合いをつけていくか、あるいは望ましい形にするためにどのような制度改正が必要かが気になります。コロナ対策もそうですが、子供たちに必要なサポートが制度的に実施できないために、子供たちの心身が蝕まれるなら、必要に応じて制度を変えることも必要だと思っています。従来の枠組みではできない制度の壁を超える原動力は当事者の力だと思いますので、微力ながら応援させてください。

中学校の院内学級の事例を求めていたので、本当に参考になりました。院内学級、病弱児学級の存在をもっと社会に認知してもらうことで、病気の子どもたちのサポートを手厚くできると思いました。つながりを自分たちの側も生まねばならないと思いました。様々な自治体の院内学級に関わる人が、それぞれの自治体のやり方や悩みを発表して、今日のように質問できると、活動の加速ができるのではと思いました。大学病院のドクターは「緩和ケア」の一部として学習支援の充実を目指しています。そのような方向からの学びもいただけたらと思います。ポケットサポート様の活動を、今後も追いかけます!

この度も貴重な講演会に参加させていただきありがとうございました。 古賀さんのお話を息子と聞かせていただきました。現在、支援学校高等部に入学して1年が経とうとしていますが、病気の治療をしながら今を元気に過ごせていることへの感謝とともに、卒業後の生活についての悩みもまた出て参りました。

進路を迷っている息子にとって古賀さんのお話はとても勉強になり、またこれまでのご努力にも大変感銘を受けたようです。自分の卒業後のイメージが少し膨らんだようで、それに向けて今やるべきことを考えるきっかけもいただきました。 貴重なお話を聞かせていただきありがとうございます。 親としてもいつも悩みは尽きませんが、いろいろな方のお話を伺うたびに視野が広がります。三好さんをはじめ講演者皆様のお話はいつも心に染みて時々涙が出そうになります。 いつかコロナがおさまって、三好さんやスタッフの皆様、そして古賀さんにも直接お会い出来る日が来ることを心から願っております。 今日は本当にありがとうございました。

チャット欄に院内学級教師のつながりについて書かれている方が多くいて、みんな横に繋がりを欲しいているのだなと感じました。ポケットサポートの活躍がこういう人たちをも巻き込んでいっているのだと思います。次回のイベント等も含めて今後もよろしくお願いいたします。