新しい交流支援拠点への移転拡充プロジェクト完了

活動報告

赤い羽根助成によるプロジェクト内容

バリアフリーで病気療養経験のある同世代が集える支援拠点への移転拡充や、学習空白や体験不足を補うための体験型ワークショップ開催を通じて、継続的な相談支援体制(復学や自立に向けたフォローアップ)の強化を実施しました。

▼移転した新しい交流拠点でプログラミング教室を実施

▼春休みには木材を使ったアート作品づくりや、災害時に活用できるアルファ米の試食を実施

▼皆様のご支援で車椅子でも出入りが可能なトイレ・手洗い場に改装できました

寄付者の皆様への御礼

この度は赤い羽根 ポスト・コロナ社会に向けた福祉活動応援キャンペーンを通じて、皆様からの思いが込められたご寄付を、病気療養する子どもたちとご家族が交流や相談できる交流拠点の移転拡充および職業選択の幅を広げるための職業体験ワークショップ開催資金として有効活用させていただきました。

新しい交流拠点はバリアフリーとなっており、車椅子を利用する子どもたちも安心して来所することができ、感染症対策のための換気設備や空気清浄機を導入することもできました。限られたスペースですが、十分な交流スペースと個別相談スペース、事務スペースを確保することができています。

今後も定期的に少人数型の体験交流イベントの開催や、学生ボランティア研修会の開催など、新しい交流拠点を有意義に活用していきたいと思います。ご支援いただき改めて感謝を申し上げます。

クラウドファンディングでも資金調達を実施

▼プロジェクトページはこちら
https://congrant.com/project/pokesapo/12474

【応援コメント紹介】

・学生時代は貴重な経験をさせて頂き、本当にありがとうございました!ポケサポでお手伝いした日々は、今でも忘れられない大切な思い出です。三好さんをはじめスタッフの皆さんの情熱に触れる中で、子どもたちへの支援の大切さを何度も考えさせられました。その時に感じたことや学びが、今の仕事でも活きています!皆さんと一緒に、支援に携われて、本当に良かったと思っています。新拠点でも、益々のご活躍を心から祈っています。またお手伝いできることがあれば、ぜひ声をかけてください!これからも陰ながら応援しています!!!(表 祐司さん)

・生前は娘が大変お世話になりました。以前の拠点には1度しか遊びに行くことができませんでしたが、大学生のボランティアさんたちとカードゲームをして遊んだ時間嬉しそうに過ごしていたことを今も思い出します。その後もリモートで何度もお話してくださり、行く場所の限られた娘にとってポケットサポートさんは大切な居場所となってくれました。今後も病気とがんばるお子さんたちの居場所として社会と繋がる場として在り続けてください。心から応援しています!(井上 みやび さん)

いつの日か病気の子どもたちをどう支援したいか語っておられたことがどんどん実現されていて、その行動力が今、さらなる実を結ぼうとしていることに微力ながらお手伝いさせていただければと思います。三好さんもお体に気をつけて。(田尾 美冴さん)

今後の取り組み

交流拠点の移転拡充に伴い活動エリアや団体認知が広がることで、相談件数が増えてくることから闘病経験者がピアサポート相談対応や、オンラインで学習支援等を担当する職員を増員するためにも、マンスリーサポーター「子どもの学び応援サポーター」拡大や、クラウドファンディング実施に向けて実績や事例を積み上げながら医師や行政担当者と調整を進めていきます。

今後も岡山県・岡山市・倉敷市の担当者と協議をしながら、小児慢性特定疾病児童等自立支援事業を基盤として、医療機関へのオンライン支援やピアサポート、県内の各市町に出張しての交流イベントを実施していきます。また、支援拠点の家賃や維持費に関しては、賛助会費やマンスリーサポーターからの寄付、ハチドリ電力を通じた寄付などを活用させていただき、継続できる見込みです。

感染症の流行や物価高の影響もあり、2019年から2022年まで個人や法人の寄付額が減少していましたが、2023年からは2年ぶりにご寄付いただく方など増えており、皆様からの温かいご支援や応援のお気持ちをしっかりと受けて、支援活動に反映していきたいと考えています。