みんなで作り広める病気を抱える子どもたちの人権啓発事業

この事業では病気を抱える子どもたちが入院中や自宅療養中でも平等に学ぶ権利や、入院中でも治療だけでなく前向きに将来に希望を持って暮らせるような人権尊重を目的とした啓発グッズ制作および岡山市内の学校園等へ配布を行います。(2021年度岡山市人権施策補助金に採択)

啓発グッズとしてプリントするデザインを一般公募で募集して、幅広い方に興味関心を持っていただきながら事業を進めていきます。クリアファイルやバッグなど普段使いできる啓発グッズづくりを通じて岡山市から全国に向けて病気を抱える子どもたちの理解を「みんなで作り広める」人権啓発プロジェクトです。

【先着50名限定】人権啓発グッズ無料プレゼント

巾着袋やトートバッグなど普段使いできる啓発グッズを持ち歩くことで、あなたも病気を抱える子どもたちの人権啓発を「みんなで作り広める」プロジェクトに参加しませんか?

下記の啓発グッズ申込フォームに名前・住所・連絡先を記入いただき、ご希望の啓発グッズ(A4トートバック・巾着袋)をお選びください。先着50名様に無料にてプレゼントさせて頂きます。全国からのお申込みをお待ちしております。

最新情報

・世界に一つだけの塗り絵作品募集を開始しました(2021年8月30日更新)

・人権啓発ロゴデザインが決定しました!(2021年8月2日更新)詳しくはコチラ

病気を抱える子どもたちの現状と課題

①病気やケガにより長期間、学校に行けない子どもは
 全国に約42,000人います。

②入院の短期化・頻回化から通院治療により
 自宅療養をする子どもたちの復学支援が重要視されています。

③療養中の高校生への支援は義務教育ではないため
 支援拡充が重要視されています。

④医療の進歩で救われる命が増え、療養や通院しながら
 より良い社会生活が送れるようにする体制づくりが必要です。

⑤子どもたちにとって教育(学ぶこと)は成長・発達に重要で
 精神的安定・学習意欲や治療効果を高めることにもつながります。

入院中の子どもたちが教育を受けることができる
「院内学級」をご存知ですか?

全国には病院内や併設で約270学級、設置率は病院全体の約37%

(全国病弱虚弱教育研究連盟2015年度施設調査)

岡山県内で病気やケガを理由に長期欠席している子どもたちは
小学校547名、中学校571名
高校生も含めると約1200人以上となる。

(平成27年度学校基本調査より長期欠席者理由別「病気」から推計)

病気の有無や入院中に関わらず、
子どもたちが将来に希望を持って生活できる支援が必要です。

学校現場での不安・悩みをアンケート調査

ポケットサポートでは2020年度8~9月に岡山県内の小学校から高等学校および特別支援学校を対象とした、慢性疾病を抱える子どもたちの支援課題や支援事例をアンケート調査しました。(ベネッセこども基金助成事業)

岡山県内の649校にアンケート調査票を配布し、全体の約42%となる273校より回答いただきました。

長期療養児が地元の学校へ復学する際に気がかりなこと

ポケットサポートが外部有識者とあらかじめ想定していた気がかりになると思われる事項において、学校現場の先生方も不安を抱えられており、回答数の多い項目や少ない項目は出ていますが、少なからず気がかりになっていることが可視化され、当団体としても再認識できました。

特に児童生徒の体調管理や活動制限、許可の程度については学校行事や授業内容に応じて学校現場で配慮が必要な点として回答数が高くなっていると考えられます。

また、上位3~5位の項目においても病気に関する正しい知識、個人情報の取り扱い、入院や療養による学習の遅れは、慢性疾病によって個別性の高い支援や配慮が必要になる児童生徒に関して、情報収集や院内学級との連携、保護者や医療機関との事前確認が必要不可欠な項目です。

上位6~8位の項目についても児童生徒の担任の先生や、学校の保健室の先生は重要視されている傾向で、復学後のクラスメイトとのコミュニケーションや友達と馴染めているかどうか、校内教員の理解や協力が項目としてあがっています。

今回のアンケート調査結果では、273校のうち56%にあたる153校の先生が長期療養児の【支援経験なし】と回答しています。

児童生徒を担任する先生にとっても初めての経験となることも珍しくなく、学校現場の先生方の協力や保護者・医療機関・教育委員会・保健所・地域支援団体など子どもたちに関わる様々な関係機関との連携や情報共有が必要不可欠だと考えています。

長期療養を必要とする児童生徒へ必要だと思う支援

外部有識者にご協力いただきあらかじめ想定される必要な支援を列挙して、最大5つまでの選択式で調査を行いました。上記のグラフのとおり、重要視されている5つの必要な支援が可視化されました。

入院中から復学まで保護者と密に情報共有を行いながら児童生徒の体調管理や学校・友人とのつながりの継続を行うこと、そして、切れ目のない継続した学習機会の確保が3位となっています。

さらに、入院中の院内学級や入院施設との連携・情報共有も重要視されており、学校現場の先生方が保護者や医療機関など様々な関係者と連携しながら、子どもたちの学びを支えて頂いていること感じました。

一方で、学校現場の担任や保健室の先生の業務量や負担が増加していることも感じました。クラス運営や学校行事の準備、その他の校務などに加えて、保護者や医療機関との情報共有など復学に関する様々なコーディネート役を担っている状況です。

「病院で行われる調整会議への参加」「ICTを活用した遠隔授業」が必要と約16%の先生が回答されていますが、上位5つのうち、どれかを地域の支援団体などコーディネート役を担って頂ける方がいれば、実現できる可能性もあるのではないでしょうか。

長期療養を必要とする子どもたちに必要な支援として選択肢に列挙したものは、すべてが重要なポイントだと思います。ただ、すべての仕事を学校現場の先生に任せるのではなく、教育委員会や保健所、地域の支援団体やNPOなど、様々な関係機関と連携しながら役割分担をすることで、地域で療養しながら復学する子どもたちやご家族が安心して暮らせる社会になると思います。

子どもたちや保護者からの声

保護者<br>Aさん
保護者
Aさん

~計算ドリルに取り組んでいる娘さんを見ているお母さん~

ずっと入院してたから何も習ってなかったけど、こうやって一緒に勉強できる人がいてくれて助かります。いつも学校だとハキハキと手を挙げる子だったんです。

そんな姿を思い出せました。

保護者<br>Tさん
保護者
Tさん

病院で息子がお世話になり、ありがとうございました。

この病気になり体調が悪く勉強に全く手を付けられない状態でしたが、親切に接して下さり、勉強を教えて下さり、再び勉強に興味を持てるようになりました。

本当に感謝しております。

中学3年<br>Aさん
中学3年
Aさん

先日は卒業祝いの色紙を送ってくださり、ありがとうございました。いろんな写真や皆さんのコメントがあり、とても嬉しかったです。高校受験の時に送って頂いた手作りの合格絵馬は、ずっと部屋に飾っていました。

また、イベントなどで皆さんにお会いできることを楽しみにしています。高校に行っても頑張ります!本当にありがとうございました。

保護者<br>Sさん
保護者
Sさん

この度は息子の卒業式にご尽力いただき、本当にありがとうございました。卒業式の出席は無理だと諦めていたのですが、皆様のサポートでオンライン中継で卒業式や最後のホームルームに参加することが叶い、息子も大変喜んでいました。

親としても本当に嬉しく思います。これからもよろしくお願いします。本当にお世話になりました。

岡山県内における様々な連携・相談窓口

岡山県教育委員会 特別支援教育課からのコメント

岡山県教育委員会では、小児がんや難病の治療のために長期療養をしている児童生徒等への学習・復学支援の一環として、県内の市町村教育委員会や学校、保護者等の相談に応じる「長期療養児教育サポート相談窓口」を開設するとともに、令和2年度からポケットサポート様にもご協力をいただき、長期療養児支援推進チームを立ち上げ、専門家と連携しながら県内の長期療養児への支援を推進しています。

長期療養中の学習機会の確保に向けては、これまで実践されてきた事例の共有やノウハウの蓄積が重要であり、県教育委員会においても専門家と連携しながら研究を進め、ガイドブックを作成することとしています。今後とも、本県の取組に格別のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いします。

岡山県教育庁 特別支援教育課
岡山県長期療養児教育サポート相談窓口

住 所:〒700-8570 岡山市北区内山下2丁目4番6号
電 話:086-226-7912

岡山市保健福祉局 保健所健康づくり課からのコメント

岡山市保健所では、主に小児慢性特定疾病のお子さんの療養相談等支援を行っており、相談では復学や通学の継続、進学についての悩みをお聞きすることも度々あります。今回のアンケートで、学校の先生方が悩まれながら対応をされていることを改めて知る機会となりました。同じ病気でも病状や家庭の状況等により問題は違い、支援の難しさや連携の必要性を強く感じています。

ポケットサポートへ委託している相互交流支援事業では、学習面だけでなく、地域とのつながりやピアサポートの役割としても大きな意味を感じています。慢性疾患を抱えながら学校生活を送る子ども達が、その子らしく地域で過ごせるよう、今後も一緒に考えていきたいと思います。

岡山市小児慢性特定疾病児童等相互交流支援事業とは、長期にわたり療養を必要とする子ども同士の交流や、ボランティア等と交流・学習支援、ピアサポート相談の機会を作ることで、情報交換やコミュニケーションなどの向上による社会性を育み、子どもたちの健全育成と自立促進を図ることを目的として平成30年度より実施しています。
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000015219.html

文部科学省 特別支援教育調査官 深草 瑞世 先生からのコメント

2021年2月28日(日)に開催した「学校現場における病気を抱える子どもたちの教育支援を考えるシンポジウム」でYouTubeライブ配信した内容をアーカイブ動画として公開しています。 

▼イベント詳細WEBページ
https://www.pokesapo.com/sym21

啓発グッズのデザイン募集について(募集終了)

今回のデザイン募集はクラウドワークス(https://crowdworks.jp/)を通じて、下記の通り一般公募にて実施します。岡山市民の皆様はもちろん、幅広い多職種の皆様に興味関心を持っていただきたいと思いますので、皆様からのご応募をお待ちしております。

デザイン募集概要

皆様に考えて頂いたデザイン案からポケットサポート理事による厳正な審査により1つを選定します。

選ばれたデザインは下記のイメージ写真のような普段使いできる巾着袋やトートバック、クリアファイル等に印刷を行い、岡山市内の学校や、ポケットサポートの利用者、一般市民の皆様にも申込制で合計600個を配布を行います。

日常生活の中でデザインを目にするたびに、病気を抱える子どもたちの人権について考えて頂くと同時に、一人でも多くの市民の方に伝え広めるきっかけにして頂きたいと考えています。

デザインを通じて伝えたいメッセージ・キーワード

病気を抱える子どもたちが入院中や自宅療養中でも平等に学ぶ権利や、入院中でも治療だけでなく前向きに将来に希望を持って暮らせるような人権尊重をイメージできるもの。

「ひとりじゃない」同じように闘病しながら頑張っている仲間がいる。

「生きる力」「未来への希望」
命を救うことはもちろん、子どもたちの成長発達には同世代との交流や体験・経験が必要不可欠。

「子どもの権利条約」 4つの権利(生きる・育つ・守られる・参加する)
(詳細は当団体の活動ブログ記事を参照:https://www.pokesapo.site/column/421/

公募および選考スケジュール

デザイン案の受付・提出期間:2021年7月7日(水)~7月21日(水)

ポケットサポート理事による選考:7月下旬

デザイン選考結果の公表:8月上旬

採用デザインによるグッズ配布開始:8月中旬より順次

デザイン募集仕様について

下記の通り3つのグッズ制作を想定したデザイン案を募集します。
※全体のデザインや雰囲気はコンセプトに合うものを自由に考えてご提案ください!
※実際に印刷するグッズは変更になる場合があります。

巾着袋トートバッククリアファイル
本体サイズ約W200×H260mm本体/約W270×H340mm
持ち手/約W25×H300mm
A4サイズ
印刷方法シルク印刷(1色)シルク印刷(1色)フルカラー印刷
印刷範囲W110×H165mmW160×H160mmA4片面

■納品ファイル形式
・編集可能なファイル形式(ai, psdなど)
・確認用(JPG、PNG、PDFなど)

■禁止事項
※他で登録されているデザインの転用
※他のクライアントへ提出した内容の転用

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