病気で入院治療中の子どもたちのオンライン遊び

認定NPO法人ポケットサポートは病気を抱える子どもたちの学習・復学支援団体です。岡山県で保健所や教育委員会、病院などと連携しながら、子どもたちが安心して学べる環境づくりに取り組んでいます。

このページでは、入院中や自宅療養中にオンラインで遊べる手話歌や折り紙のYouTube動画、工作や科学実験を体験できる学習動画、入院中の病室でも楽しめるカードゲームやボードゲーム、NPO法人日本クリニクラウン協会さんの楽しい動画を紹介しています。

一緒に体験したり、遊んでみたい動画を選ぶとYouTube動画に移動します。

イカ紙飛行機づくり(簡単科学工作)

飛ぶタネの実験工作(簡単科学工作)

手話で「パプリカ」を歌おう&手話クイズ

手話歌で「ハピネス/AI」&手話クイズ

電子顕微鏡を使ったミクロ世界クイズ

紋切りを使って七夕飾りを作ろう

長期の入院治療や外出自粛により、トランプやUNOなどのカードゲームだけでは飽きてしまいますよね。病室でも少人数でコンパクトに遊べるカードゲームや、高学年や大人でも真剣に夢中で遊んでしまうボードゲームなどを紹介します。

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家族みんなで楽しめる大人気おすすめボードゲーム紹介
今回は家族みんなで楽しめる大人気おすすめボードゲームを紹介したいと思います。2~4人程度で楽しめるゲームを中心に紹介します。ぜひご家族や兄弟など、年末年始シーズンに楽しんでみてはいかがでしょうか。
子どもから大人まで簡単ルールで気軽に遊べるカードゲーム紹介
今回は友達や家族みんなで楽しく遊べるカードゲームを紹介したいと思います。 保護者の皆さんも子どもたちに贈るクリスマスプレゼントを選ぶ参考にしてみて下さいね。 トランプやUNOなどの定番カードゲームに飽きてしまった子どもたちには、とっても嬉し...
GWに自宅で手軽に遊べるカードゲーム紹介!
GW(ゴールデンウイーク)に家族や友人、親戚と一緒に楽しむことができるカードゲーム、ボードゲームなどのアナログゲームをご紹介します。小学生低学年から高校生・大人まで楽しめるものまで幅広くご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

赤い鼻がトレードマークのクリニクラウン(臨床道化師)を小児病棟に派遣し、 入院しているこどもたちに『こども時間』を届けている認定NPO法人日本クリニクラウン協会さんのYouTube動画からピックアップしてご紹介します。

その他の動画は、日本クリニクラウン協会さんのYouTubeチャンネルをご覧ください。コロナ禍、オンラインで様々な取り組みをされています。
「クリニクラウンとみんなでWebであそぼう」や季節イベントは公式WEBをご確認ください。

同じように闘病している仲間がいる「ひとりじゃないよ」

保護者、学校の先生、医療関係者等から次のような相談を受け付けています。

  • 長期療養で学習の遅れに不安
  • 友達と退院後に馴染めない
  • 復学する時、どんな注意が必要?
  • パソコンやiPadを活用した支援を導入したい
  • どんな事例があるか聞いてみたい
慢性疾病を抱える子どもたちが安心して復学できるように応援する相談ダイヤル

同じような療養経験をしている職員が対応

認定NPO法人ポケットサポート代表理事 三好祐也

認定NPO法人ポケットサポート
代表理事 三好 祐也


5歳で慢性ネフローゼ症候群を発症し、義務教育のほとんどを岡山大学病院(院内学級)で過ごす。その経験から母校の院内学級で学習支援ボランティアの活動を始め、岡山大学大学院で病弱教育を研究する。
2015年にNPO法人ポケットサポートを設立。

認定NPO法人ポケットサポート事務局 奥田 修平

認定NPO法人ポケットサポート
事務局長(支援員) 奥田 修平


幼少期から慢性疾病で入退院を繰り返して長期療養を経験する当事者。ICT活用・コーディネート、WEB開発、ファンドレイジングを担当。
高等学校一種免許 情報実習 取得

認定NPO法人ポケットサポート エバンジェリスト下川紘生

認定NPO法人ポケットサポート
エバンジェリスト(伝導者) 下川 紘生


先天性心疾患による長期療養を経験。
同じように病気を抱える子どもたちの思いや希望を人に伝え広める伝道者として活動をする。iPadを活用した講演資料作成やWEB更新、色鉛筆でのイラスト作成、書道等の特技を活かして幅広い世代に想いを伝える。

ポケットサポートの取り組み内容

感染症対策を徹底したオンライン支援活動
入院中の小学生から高校生を対象にICTを活用した学習支援や交流支援の様子

岡山市内2カ所の医療機関にiPadを貸し出して、入院中の小学生から高校生と一緒に学習をしたり、特別支援教育などを学ぶ大学生ボランティアが話し相手をしています。

岡山市より委託を受けた岡山市小児慢性疾病児童等相互交流支援業務として認定NPO法人ポケットサポートが実施をしており、岡山市保健所や岡山県教育委員会とも連携しながら、一人ひとりの子どもたちに寄り添ったサポートを行っています。

自宅から参加できる季節イベントの開催

自宅療養中の子どもたちや、退院・復学して地元の学校で頑張っている子どもたちと一緒に、テレビ会議システムZOOMを使って交流イベントを開催しています。夏祭りやクリスマスなどの季節イベントはもちろん、大原美術館さんや物理の先生にも協力して頂き、様々な学習講座を開催しています。

自宅療養中の子どもたちがオンラインで集い交流したイベント
ポケットサポート事務所から自宅療養中の学生と交流する様子
多職種が連携した地域支援ネットワークづくり
教育や医療・福祉など様々な職種と連携して取り組む相談ダイヤル

小児がんや心臓病などの慢性疾病を抱える子どもたちの支援は、それぞれのライフステージに合わせて様々な職種の支援者が情報を共有しながら切れ目のない支援が必要になってきます。

ポケットサポートが最初の相談窓口になり、どんな不安や悩み・要望があるかをお子様と一緒に保護者と確認させて頂き、それぞれの地域にある保健所や教育委員会、学校等に訪問して情報共有などサポートすることもできます。

また、2020年度には岡山県内のすべての小学校・中学校・高等学校および特別支援学校にアンケート調査を行い、学校現場の先生方(担任の先生や保健室の先生)へ病気を抱える子どもたちを支援する上での不安や悩みを集計して、地域支援ネットワークづくりの課題を明らかにしました。

長期療養中の子どもたちや保護者からの声

保護者<br>Aさん
保護者
Aさん

~オンライン学習支援を受けている娘さんを見たお母さんの気持ち~

ずっと入院してたから何も習ってなかったけど、こうやって一緒に勉強できるポケットサポートの方がいてくれて助かります。いつも学校だとハキハキと手を挙げる子だったんです。そんな姿を久しぶりに思い出せました。

保護者<br>Tさん
保護者
Tさん

~オンライン学習支援で勉強も治療も前向きに取り組めるように~
病院で息子がお世話になり、ありがとうございました。

この病気になり体調が悪く勉強に全く手を付けられない状態でしたが、ポケットサポートの職員の方や大学生ボランティアの方が親切に接して下さり、勉強を教えて下さり、再び勉強に興味を持てるようになりました。本当に感謝しております。

中学3年<br>Aさん
中学3年
Aさん

~受験勉強、卒業、そしてその先の自立へとつなぐ支援~
先日はポケットサポートの皆さんから卒業祝いの色紙を送ってくださり、ありがとうございました。交流イベントに参加した時のいろんな写真や皆さんのコメントがあり、とても嬉しかったです。高校受験の時に送って頂いた手作りの合格絵馬は、ずっと部屋に飾っていました。

また、イベントなどでポケットサポートの皆さんにお会いできることを楽しみにしています。高校に行っても頑張ります!本当にありがとうございました。

保護者<br>Sさん
保護者
Sさん

~入院中で諦めていた卒業式へのオンライン中継が実現~
この度は息子の卒業式オンライン中継にご尽力いただき、本当にありがとうございました。卒業式の出席は無理だと諦めていたのですが、ポケットサポートの皆様や病院・学校のサポートでオンライン中継で卒業式や最後のホームルームに参加することが叶い、息子も大変喜んでいました。

親としても本当に嬉しく思います。これからもよろしくお願いします。本当にお世話になりました。

様々な不安・悩みに合わせた行政との連携

病気を抱える小学生・中学生・高校生を地域で支えるための支援ネットワークづくり

岡山県教育委員会 特別支援教育課からのコメント

岡山県教育委員会では、小児がんや難病の治療のために長期療養をしている児童生徒等への学習・復学支援の一環として、県内の市町村教育委員会や学校、保護者等の相談に応じる「長期療養児教育サポート相談窓口」を開設するとともに、令和2年度からポケットサポート様にもご協力をいただき、長期療養児支援推進チームを立ち上げ、専門家と連携しながら県内の長期療養児への支援を推進しています。

長期療養中の学習機会の確保に向けては、これまで実践されてきた事例の共有やノウハウの蓄積が重要であり、県教育委員会においても専門家と連携しながら研究を進め、ガイドブックを作成することとしています。今後とも、本県の取組に格別のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いします。

岡山県教育庁 特別支援教育課
岡山県長期療養児教育サポート相談窓口

住 所:〒700-8570 岡山市北区内山下2丁目4番6号
電 話:086-226-7912

岡山市保健福祉局 保健所健康づくり課からのコメント

岡山市保健所では、主に小児慢性特定疾病のお子さんの療養相談等支援を行っており、相談では復学や通学の継続、進学についての悩みをお聞きすることも度々あります。2020年度に実施されたアンケート調査で、学校の先生方が悩まれながら対応をされていることを改めて知る機会となりました。同じ病気でも病状や家庭の状況等により問題は違い、支援の難しさや連携の必要性を強く感じています。

ポケットサポートへ委託している相互交流支援事業では、学習面だけでなく、地域とのつながりやピアサポートの役割としても大きな意味を感じています。慢性疾患を抱えながら学校生活を送る子ども達が、その子らしく地域で過ごせるよう、今後も一緒に考えていきたいと思います。

岡山市小児慢性特定疾病児童等相互交流支援事業とは、長期にわたり療養を必要とする子ども同士の交流や、ボランティア等と交流・学習支援、ピアサポート相談の機会を作ることで、情報交換やコミュニケーションなどの向上による社会性を育み、子どもたちの健全育成と自立促進を図ることを目的として平成30年度より実施しています。
https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000015219.html

小児がんや心臓病などの慢性疾病を抱える子どもたちが安心して学校に通うことができるように支援する

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お問い合わせ先

運営・管理:認定NPO法人ポケットサポート
事務局住所:岡山県岡山市北区奥田本町22-2
電話番号:086-289-8528
メール:info@pokesapo.com
公式WEB:https://www.pokesapo.com/

この事業はタケダ・ウェルビーイング・プログラム第3期(2021年)の助成により実施しています。