【寄付募集】車椅子でも利用できる支援拠点にしたい!

バリアフリー化で車椅子でも利用できる活動拠点にした

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事務所のバリアフリー化で車椅子の子どもが利用できる場所にしたい

はじめまして、認定NPO法人「ポケットサポート」代表理事の三好祐也と申します。ポケットサポートは岡山を拠点に、病気で長期入院が必要な子どもたちの学習・復学支援や当事者・家族同士が交流できる夏祭り、クリスマス会などの開催、関係機関との相談・連携などを行っている団体です。

私自身5歳の時、慢性の腎臓の病気になったことで中学2年まで長期入院を経験しました。学校の入学式も参加できず、大好きな友達と遊ぶことも制限され、遠足にも参加できなかったりと寂しい思いをしました。「病院に入院していても、自宅療養していても、友だちや先生とのつながりを持っていたい。自分らしく学びや将来を諦めることなく、笑顔で過ごせる地域や社会を作りたい。」そんな自分自身の経験から、2011年に任意団体として活動を始め、2015年にNPO法人化をしました。

今回のプロジェクトでは、病気を抱える車椅子の子どもたちがポケットサポートの支援拠点に入れるようにするために、昇降機の設置などバリアフリー工事費用として500万円が必要です。車椅子により移動範囲や体験が不足している子どもたちが、ポケットサポートで勉強や体験教室、相談や、様々な就労体験などを行うことができる支援拠点になるよう、皆さま、どうかご支援よろしくお願いします。

 

「病気だから…」と様々なことを諦めている子どもたち

私たちポケットサポートのスタッフ・ボランティアは、医師や看護師でもなく、教師や家族でもない、第三者的なお兄さん、お姉さんという立場で、病気による困難を抱える子どもたちに寄り添っています。子どもたちが、病気の治療や、学習、様々な体験にも前向きに取り組めるよう支えたいと考えています。そしてポケットサポートにいるときには、ちょっとだけ病気のことを忘れて、1人の「子どもらしい時間」を過ごせるように心がけています。

近隣の大学生など学習支援ボランティアに協力してもらい、子どもたちと一緒に知育ボードゲームでコミュニケーションをしたり、夏休みや冬休みの宿題を一緒にやったり、恋愛や進路相談、将来の夢を語り合ったり、ときには涙したり…。

子どもたちも、時には、お母さんやお父さんに甘えたいし、わがままも言いたいはずです。しかし、自分の気持ちを素直に出せずにいます。

「いつも付き添ってくれているお母さんに迷惑をかけたくない」
「心臓病だから大学生だけどアルバイトなんてできない」
「病気で車椅子だから就職して働くことはできない」

 

病気を抱えていても希望やチャンスがあることを伝えたい

子どもたちの笑顔が生まれる瞬間は希望と夢にあふれている

ある小学生の男の子が約1年の長期入院が必要な治療のため、入院してきました。病院に院内学級が設置されていたため、入院中でしたが地元の学校から一時的に転校することで通学できました。男の子は体調の良いときは院内学級に通い、今まで通り算数や国語、理科など一生懸命に勉強を続けて、元気になって地元の学校へ戻ることを楽しみにしていました。

しかし、本格的な治療が始まると無菌病室(クリーンルーム)で完全隔離され、約3カ月間ベッドから動くことができず、さらに感染管理のためアルコール消毒ができない教科書、鉛筆、パソコンなどは病室に持ち込むこともできなくなりました。このように、治療中の子どもたちは医師・看護師・保護者しか面会できず、きょうだいや友達と会って話をしたり、宿題をすることすらできない時間を過ごす子どもがいます。

地元の学校で過ごすことができれば、始業式、終業式、入学式や卒業式といった式典をはじめ、学習発表会や七夕会、クリスマス会、芸術鑑賞会など、友達と一緒に参加・体験できることはたくさんあります。入院中の子どもだけでなく、車椅子で生活している子どもたちや、手足が不自由な子どもたちの中にも同じような経験をしている子どももいるかもしれません。

子どもは病気になり入院や療養生活をしていると、学習や様々な体験に空白(ポケット)が生じます。私たちはそのような空白(ポケット)を埋める支援(サポート)したいという思いから「ポケットサポート」と名付け活動をしています。

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子どもたちと約束した「夢を諦めてはいけない」

長期療養中の子ども同士の「交流」や「学習支援」の場を『ポケットスペース』と名付け、2017年、岡山市内の2つの総合病院に活動の場を広げることができました。『ポケットスペース』は、スタッフと学生ボランティアを中心に活動をしています。スタッフの中には慢性疾病により幼少期に長期入院を経験した者もおり、子どもやご家族の気持ちに寄り添うことを大切に活動しています。

ポケットサポートのスタッフの中には長期療養を経験しながらも、進学や就職をしている人もいます。その仲間は医療や教育の立場でない、一当事者として、または保護者としての立場で話をすることができます。同じ思いや経験をした私たちだからできる支援があると感じています。その関わりの中で、子どもたちが夢や希望を感じてくれることを願っています。

今回のプロジェクトでは皆さまから頂いたご支援で、病気を抱える子どもたちが車椅子でもポケットサポートの支援拠点に入れるように、昇降機の設置などバリアフリー工事を行います。車椅子により移動範囲や体験が制限されている子どもたちにもポケットサポートの支援拠点で、勉強や体験教室、様々な相談や就労体験などが行えるようにしたいと考えています。

★「楽しく教えてくれて、勉強がわかりやすかった」(中学1年生)

★「大切な場所」(小学5年生)

★「(病気のことを)素直に話すことができた。体調に合わせてくれた。入院して習ってなくて、わからない部分があったけど、1対1だから自分のペースで教えてもらい、わかりやすい。」(中学3年)

★「新しいことにチャレンジしてみたい」(中学1年生)

★「スタッフが優しく迎え入れてくれて、落ち着く場所。こういう場所があることに感謝。必要な子どもたちはたくさんいると思う。だからこんな場所が全国や世界にできたらいい。」(専門学校2年生)

★「(今までは音楽の仕事を考えてたけど)将来、病気で困っている人たちを助ける仕事をしたいと思うようになった。」(高校1年生)

そして、何よりよかったのは、子どもたちの笑顔が見られたことです。安心して交流や学習ができること、ボランティアと一緒に知育ゲームで遊ぶことや、相談できることは心理的ケアにもつながっています。

 

皆さんと一緒に実現することに意味がある

病気を抱える子どもたちが安心して学べる環境を

車椅子でも子どもたちが利用できる活動拠点が出来ることが生み出す可能性は無限大です。
医療・教育・福祉関係者、保護者、ボランティアなどたくさんの方々の協力を得ながら、「病気を抱える子どもたちの怒ったり、すねたり、悲しんだりしていた顔を、その瞬間しか見ることができない笑顔と思い出に変えていきたい」と思います。
そして、夢や希望を持ち、諦めることなく様々なことに挑戦する子どもたちの未来のために、皆さま、どうかご支援よろしくお願い致します。

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ご支援への一歩を踏み出してください

ポケットサポートの事業は活動内容に共感いただいた全国の皆様からの温かいご寄付により、病気の子どもたちに学習・復学支援の提供や、夏祭りやクリスマス会などの交流イベント、講演会・シンポジウム、学生ボランティア研修会を開催することができます。ポケットサポートの活動にご支援・ご協力いただいている多くの方々には、いつも感謝の思いでいっぱいです。今回、初めてポケットサポートを知ってくださった方も、私たちの仲間になっていただけませんか。

今回のポケットサポート支援拠点のバリアフリー工事のためのプロジェクト資金においても、ご支援頂きましたご寄付は、最大限に有効活用させて頂きます。支援者の皆様には、バリアフリー工事終了の報告書送付と確定申告の際に寄付金控除を受けることができる寄附金受領証明書を郵送させて頂きます。

認定NPO法人ポケットサポートの寄付金控除のご案内

 

 

 

 

ご支援についてのお問い合わせ先

認定特定非営利活動法人ポケットサポート事務局  担当:オクダ

メール:info@pokesapo.com / 電話:086-941-1713(平日10:00-18:00)