この事業は長期にわたり療養を必要とする子ども同士の交流や、ボランティア等と交流・学習支援、ピアサポート相談の機会を作ることにより、情報交換やコミュニケーション等による社会性を育み、子ど岡山県では、保健所・支所を中心として、病ひとりぼっちの時間が増え、将来への不安や悩みを抱える子どもたちを直接サポートするた同じような療養経験のあるポケットサポートのスタッフさんたちとともに、子どもたちに寄り添い、不安を解消するとともに、がんばって病気と向き合おうという意欲の回復、さらには、将来への希望が持てるようなきめ細かなサポートを実これからも、みなさんと協力しながら、子どももたちの健全育成と自立促進を図ることを目的として実施しています。 ●岡山県保健医療部医薬安全課より 気を抱えて療養している子どもたちに関する相談をお受けしていますが、従来の相談体制では、保護者の方からの相談が中心でした。 め、令和5年度から、相談対応や患児・家族同士の交流機会の創出、学習支援など(小児慢性特定疾病児童等自立支援事業)をポケットサポートさんに委託しています。 現したいと思っています。 たちとの信頼関係をもとに、そのニーズに沿った支援の輪を広げていきたいと思います。 ●岡山市保健所健康づくり課より 岡山市保健所では、小児慢性特定疾病のお子さんの医療費助成の申請受付や、自立支援員による療養相談、講演会や交流会等の事業を行っています。平成30年度からは、子ども同士やボランティア等との交流、ピアサポート相談として、「相互交流支援事業」をポケットサポートへ委託し、連携しながら支援をさせていただいています。 相談をお聞きする中で、「相談できる人がいない」「情報の入手の手段がない・入手先がわからない」という方も多くいらっしゃいました。また、病気や病状、お子さんの年齢、家庭の状況等により様々な不安や困りごとがあり、保健所だけでは解決しない問題も多く、関係機関との連携の必要性を強く感じています。お子さんやご家族が孤独を抱えることなく、どこかに話をしたら必要な支援につながる「連携・支援の輪」が拡がっていくよう、今後も取り組んでいきたいと思います。 3 岡山県・岡山市 小児慢性特定疾病児童等自立支援事業について 岡山県内の小児慢性特定疾病担当者からのメッセージ
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