岡山県内の病気療養児支援で多職種が連携した実践事例集
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3 長期の入院治療や体力回復のための自宅療養中も、地元の小学校の友達とのつながりや交流活動を大切にするこ☑相談から打ち合わせ実施までスムーズな相談・連絡・調整 ☑技術面の困難なところに支援が入ることで実現可能性がUP ☑児童本人の体調や気持ちに合わせた柔軟な対応 とで、辛く苦しい治療に対して前向きに取り組む意欲や、復学に向けての学習意欲も高まると考えられています。各学校に配備されたタブレット端末や高速大容量の通信ネットワークを活かして、病院や自宅などの遠隔地からも病気療養児が学校の授業に参加できるよう遠隔授業の実施に多職種が連携して取り組んだ小学校の事例をご紹介します。 学校での調整会議は、まず初めに保護者はもちその後、実際の教室に移動してパソコンやカメラ動作確認当日は担任教諭と技術担当スタッフで、児童とGoogleMeetにて接続するまでの準備から通信開始までの流れを確認しながら進めていきます。事前に保護者には担任教諭から接続方法を説明頂いており、スムーズにテレビ通話を開始できました。 通常の授業と並行して遠隔で出席するため、板書された文字が見えるか、先生の声が聞こえるかなど、所属するクラスの教室で動作確認を行い、問題がある点は技術担当スタッフがアドバイスしていきます。 【学校】小学校 / 【きっかけ】保護者からのご相談 / 【準備期間】約2か月 ろん児童本人の希望や願いを共有することが大切です。「学校の授業に参加したい」「友達と話をしたい」といった気持ちの確認をしていきます。 を設置する場所、ネット通信環境、使用するソフト、保護者との連絡方法、同級生への説明方法などを教頭先生や担任の先生、情報担当の先生と打ち合わせをしていきます。細かな調整と確認ができた後に、通信テストや動作確認の日程調整に入ります。 ▲事例解説動画 ご家族とWEB面談学校での調整会議通信機器動作確認授業での中継開始入院中や自宅療養時でも学校の友達と 一緒にオンラインで授業参加したい

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